夏に桜が。

桜、さくら、SAKURA、サクラ…

春になると、こんなタイトルの歌が

あちらこちらからきこえてきます。

同じ名前の歌が多すぎですが。

ま、それは、よしとして。


桜、咲きだしましたね。

僕は、こどものころからいままで、

桜並木がきれいな町に住んできました。

いまの町にも、桜並木の長い坂があります。

一時期、東京を離れたときも、

桜並木が近くにある町で暮らしました。


日本人が桜にあるつよい想いを

誰もがもっていることは、

誰でもみとめていますが、

それがなぜなのかは、

いろいろな意見があり、

でも、どの意見も個人的には

正直しっくりはきません。


いや、桜が大嫌いな人も、

けっこういるとは思いますが。


桜というより、春が好き、

が先のような気がしますが。

いや、でも、桜が好きだから、

春が好きなのか。

やっぱり、寒さがゆるんできて、

あったかくなる春が好きで、

その日本の春に

いちばん目立っているのが

目立ちたがり屋の花が、

桜だということじゃないだろか。


もし夏に桜が咲いていたら、

桜を好きになっただろうか、日本人は。

一年中あったかい場所の人は、

桜がすきなんだろうか。

花見とかすきなんだろうか。


寒さがきびしい地域の人のほうが、

春が好きで、桜が大好きな気がします。


この春、3月、わたしは、独立しました。

フリーのコピーライター、

鉄道ライターになりました。


ことしは、とくべつな春です。

とくべつな桜になると思います。

2016年の春の桜は、わすれないはずです。