コピーライター花岡邦彦

クリエイティブ・ディレクター コピーライター 大学広報アドバイザー TCC会員 乗り鉄 JR全線完乗 慶応義塾大学 新宿高校 日本橋馬喰町生まれ アフリカの政治ゼミ twitter.com/hanaokakunihik1

へたなほうがいい

何かをまず書き出さなければならない。書き始めることが大切なのだ。書きながら、次を考える。書くことを仕事にしている人間として、書くことは生きることなのだ、きっと。うまく書こうなどとは考えずに、とにかく乱文でぜんぜんかまわないから、いや、逆に乱文のほうがいいのだ。


歩くときに、うまく歩こうとか、美しく歩こうとは思わないだろう。ただ歩くだけだ。右左右左と足を動かす。そうすれば、前へ進む。進み出せば、いいのだ。書くことを難しく考えるから難しくなってしまう。書くことが特別な人間だけのもののように思われてしまうのだ。


ごはんを食べ、くそをして、笑い、泣き、へをこき、あくびをし、眠り、朝を迎え、何かを書く。どれも、同じ人間の生きている行為だ。ここまで書いてくると、いつもだいたい飽きてくる。止めたくなってくる。止めてしまっても誰も怒らないし、誰も困らない。止めちゃうか。でも、もうちょっと書き続けてみると、少し楽しくなってくるような気がする。


テレビは録画してあった番組を再生中だ。電話会社のCMが流れている。桃太郎や金太郎が出ているあれだ。お、若干気がちってきた。雨は降っているのか。ねころがりながら、これを書いているので、カーテンを開けるのが面倒だ。といいながら、立ち上がってカーテンを開いてみた。雨、止んでるじゃないか。私が帰ってくるときは、雨が降っていた。いつも折りたたみの傘を持ち歩いているのに、珍しく忘れた。


表参道で人に会い、渋谷まで歩いてきたら、雨が降り始めた。ずっと顔を出していないお店へ行こうかなあと思っていたのに、傘がないのでやめた。8時開店だったから、30分ほど時間をつぶさないといけなかったから、雨が降らなくても行かなかったかも知れないが。


ここまで何文字ぐらい書いたのだろうか。とにかくなにかを書くこと。考えとか思いとか意見とかを書かなくてはいけないとなると、急に面倒になるわけだ、書くことは。聞こえたことや、目に入ってくることとか、においとか、そんなことをへたっぴーでいいので、書きなぐる。


ビールをひとくち飲んだ。さっき冷蔵庫から出してきた缶ビールだ。「大統領の陰謀」という映画を観はじめて。途中まで観ていたやつだ。ちゃんと観たくなってきたので、このへんで書くのは終了。

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